尿道炎の原因は? 注目されるマイコプラズマ・ウレアプラズマ

尿道炎の原因は? 〜注目されるマイコプラズマ・ウレアプラズマ〜 STDチェッカーで検査ができるようになりました。 尿道炎の原因は? 〜注目されるマイコプラズマ・ウレアプラズマ〜 STDチェッカーで検査ができるようになりました。

1クラミジアや淋菌以外にも、尿道炎の原因がある?!

「この症状、STD(性感染症)かも・・・」と心配な気持ちで、このサイトをご覧になっている方も多いのではないでしょうか。

一口に「STD」といっても、病気の種類や症状は様々です。
自覚症状を感じにくいケースもありますが、性行為を行った後、男性の気になる症状として多いのが、おしっこをするときの痛みやかゆみ、尿道からうみが出る、といった「尿道炎」の症状です。尿道に菌やウイルスなどが感染し、炎症を起こすとそのような症状が出ます。

前月の特集の中にもありましたが、今月はこの尿道炎について、もう少し詳しくご説明します。

性行為をきっかけに症状が出る尿道炎の中で有名なのは淋菌」や「クラミジア」が原因となるものです。
しかし、尿道炎の原因菌はこれだけではなく、他にもたくさんあるのです。

尿道炎の原因菌とその検出割合
淋菌 38.6%
クラミジア 39.0%
マイコプラズマ 9.1%
ウレアプラズマ 13.1%
インフルエンザ 3.6%
※上記割合には、2種類以上検出された場合も含む。
あいクリニック(仙台市) 伊藤晋先生
(受診された患者さんのデータより)
2012年 日本性感染症学会発表より

上記の表にあるように、「淋菌やクラミジア以外」が原因となる尿道炎は、「淋菌やクラミジアのどちらでもない」という意味で、「非クラミジア性非淋菌性尿道炎」と呼びます。

ブドウ球菌やインフルエンザ菌、またオーラルセックスの拡がりに応じて口の中にいる菌など、さまざまな微生物が関与していることがわかっていますが、特に「マイコプラズマ」と「ウレアプラズマ」「非クラミジア性非淋菌性尿道炎」の原因として注目されています。

2マイコプラズマ・ウレアプラズマに感染したらどうなる?

では、感染した場合の症状は?気になるところですね。

まだ不明な点も多いのですが、マイコプラズマ・ウレアプラズマが原因の尿道炎になった場合、一般的にその症状は、クラミジアと似ていて軽い、と言われています。

男性の尿道炎の原因と症状など
  淋菌 クラミジア マイコプラズマ
ウレアプラズマ
症状が
出るまで
3〜7日 1〜3週間 1〜5週間
発症の
程度
急激 比較的
ゆるやか
比較的
ゆるやか
症状 強い排尿痛 排尿時に
軽い痛み
尿道のかゆみや
不快感
排尿時に
軽い痛み
尿道のかゆみや
不快感
尿道からの
分泌液
(うみ)
粘り気が強い
中等量
さらさら
〜ねばねば
少量〜中等量
さらさら
〜ねばねば
少量

医療機関においても、淋菌クラミジアは保険診療の範囲で検査ができ、また耐性菌の問題もあるため、特に注意しながら治療を行うことができますが、これら以外の菌やウイルスについては広範囲に及ぶため、原因菌を特定しないで治療を行う場合がほとんどです。

しかし、ここ近年、なかなか治らない尿道炎や再発する尿道炎は、マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染の可能性が高いことが日本性感染症学会などで指摘されています。

マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査は、まだ現時点の制度では保険適用されませんが、非クラミジア性非淋菌性尿道炎の患者さんの約2割から検出されるとも言われており、尿道炎の効果的な治療を行うためには大切な検査だと認識されはじめています。

尿道炎を引き起こすマイコプラズマ・ウレアプラズマの感染経路はクラミジアや淋菌と変わりません。
気になってきた・・・という方は、弊社が提供している郵送検査キット、STDチェッカーでも検査が可能です。

(参考) この段落で出てきたSTD(性感染症)について詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。

3STDチェッカーでマイコプラズマ・ウレアプラズマの検査が可能になりました!

STDチェッカーで調べることができるのは、男性の尿道炎の原因になるとされる、
以下のマイコプラズマ・ウレアプラズマ4種類です。

Mycoplasma genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム)
Mycoplasma hominis (マイコプラズマ・ホミニス)
Ureaplasma urealyticum(ウレアプラズマ・ウレアリチカム)
Ureaplasma parvum(ウレアプラズマ・パルバム)

※ちなみに、よく耳にする「マイコプラズマ肺炎」の原因は
Mycoplasma pneumoniae(マイコプラズマ・ニューモニエ)と呼ばれるもので、別のものとなります。

前の段落でもお伝えしたとおり、尿道炎に対する治療薬は原因菌によって違うため、原因菌を特定することは治療の効果が上がるというメリットがあります。

STD研究所では、特に尿道炎が気になる方や、漠然と不安があって徹底的に調べたい方向けの「オプション項目」としてマイコプラズマ・ウレアプラズマ検査をご提供しています。
男性のみ対象の検査となり、尿をとって送っていただくだけで、感染しているかどうかが分かります。

STDの中でも、特に尿道炎が気になる・・・ という方へ
STDチェッカー タイプC(男性用)
【尿】 クラミジア、淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
マイコプラズマ・ウレアプラズマを含め、10項目を一度に検査できます
STDチェッカー タイプU(男性用)
【尿】 クラミジア、淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
【血液】 HIV(エイズ)、梅毒、B型肝炎、C型肝炎
【のど】 クラミジア(のど)、淋菌(のど)

もしこれらが陽性であった場合に、パートナーの女性への影響や、オーラルセックスによるのどへの感染がご心配な場合は、性感染症の診療に積極的な医療機関などで医師にご相談ください。

STD(性感染症)は特別な病気ではありません。
普段からオーラルセックスも含め、あらゆる性行為でコンドームを利用する習慣を身につけるなど、より安全な性行為を心がけましょう。あなた自身と大切なパートナーのために、ぜひSTDについて正しい知識をもってください。

性感染症の郵送検査キット STDチェッカー 詳しくはこちら