C型肝炎検査の解説 こんな時におすすめ・Q&Aや検査法

C型肝炎は、ここが怖い!C型肝炎は、ここが怖い!

  • C型肝炎ウイルス(HCV)が、血液を介して感染し、肝炎の原因となります。
  • 進行すると肝がんになることも。
  • 慢性化しやすいため、注意が必要です。

C型肝炎検査は
こんなときにおすすめ

アナルセックスでコンドームを使うのを忘れた!

C型肝炎ウイルスは、血液を介して感染します。性行為の中では、アナルセックスはリスクの高い行為です。

コンドーム

1992年以前に輸血を受けた

輸血の他、1994年以前のフィブリノゲン製剤、1988年以前の血液凝固因子製剤には、ウイルスのチェックが不十分だった可能性があります。

輸血

ピアスやタトゥー

使用する用具の消毒が行われていない場合は、感染の可能性があります。 

ピアス

麻薬を打つなど注射器の使い回し

麻薬を使用することがよいか悪いかは別として、注射針の共用により感染する可能性があります。  

注射器

ココが違う!
STDチェッカーのC型肝炎検査キット

性病検査STDチェッカーの内容物一覧

感度の高いCLEIA法

精密機器を用いた検査で、手作業で行う凝集法などよりも感度の高い検査です。

自社の検査研究所

調べる対象

・C型肝炎ウイルスに対する抗体(HCV抗体)の存在を調べます。
※過去に感染歴がある方は治っていても陽性がでる検査です。

検査の時期

・感染の機会から2〜3ヵ月後に検出されます。

・感染していないことの確認には3ヵ月経過後の検査をおすすめします。

検査物

血液

検査結果のとらえ方

・陰性(-):
HCV抗体は検出されませんでした。感染の機会から3ヵ月経過していれば、感染していないととらえていただけます。
・陽性(+):
HCV抗体が検出されました。C型肝炎ウイルスに感染している可能性があります。医療機関を受診してください。

イラスト入り説明書&コールセンターサポートで採血も安心

C型肝炎は血液で調べます。採血方法やコツを詳しく説明したイラスト入りの説明書をお届けします。ご不安な場合は、コールセンターでも丁寧に説明。

充実のサポート

無料で再検査

採血がうまく行かず、検査ができなかった場合は、無料で再検査ができるから安心です。

※結果通知日より1ヵ月以内

血液採取キット

最短翌日に結果がわかる

最短で受付の翌日に結果が分かります。

※休日を挟んだ場合や、他の検査項目とあわせて受ける場合は、もう少しかかります。

最短翌日に結果がわかる

C型肝炎検査 よくある質問C型肝炎検査 よくある質問

C型肝炎は家族や集団生活の間で感染しますか?
C型肝炎ウイルスは、感染した人の血液を介して感染します。そのため、他人の血液に直接触れることが無ければ、握手や食器の共用、お風呂での感染はありません。日常生活においては、歯ブラシやひげ剃り等血液が付着する可能性があるものの共有はやめましょう。
HCV抗体が陽性(+)でした。C型肝炎ウイルスに感染しているということですか?
C型肝炎ウイルスに感染しているかどうか確定するまでには、複数の検査を受ける必要があります。「HCV抗体」の検査は、最初に受けるスクリーニング検査(ふるいわけのための検査)です。HCV抗体が陰性(-)の場合は「感染していない」ととらえていただけますが、陽性(+)の場合は、肝炎に詳しい医師による検査を受けて、現在C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる必要があります。詳しくは、下記の「C型肝炎 検査の流れ」をご参照ください。
HCV抗体が陽性(+)でした。実は以前、C型肝炎になった事があり、治療し、医師から治ったと言われました。検査は間違いないですか?
HCV抗体は、C型肝炎ウイルスに感染すると体内で作られる抗体です。一度感染すると、治った後も陽性(+)の状態が続きます。医師から治ったとの診断を受け、その後感染の機会が無ければ、心配ありません。もし、新たな感染の機会があり、現在の状態について調べたい場合は、医療機関を受診してご相談なさってください。

C型肝炎 検査の流れ

一般的に、C型肝炎ウイルスの感染を調べるには、最初に「HCV抗体検査」を受けます(スクリーニング検査)。この検査では、「現在、感染している人」と「過去に感染し、治っている人」の両方で陽性(+)と出ます。そのため、陽性(+)となった場合は、次の「核酸増幅検査」を受けて、現在感染しているかどうかを調べます。

HCV抗体検査の流れ
  • ※HCV抗体検査は自治体や医療機関でも受けることができます。
  • ※STDチェッカーの検査も、自治体や医療機関のスクリーニング検査と同じく、「HCV抗体検査」であり、検査法はCLEIA法です。陽性(+)となった場合は、次の段階の検査を受ける必要がありますので、専門の医療機関を受診してください。
  • ※HCV抗体検査法として、CLEIA法の他、即日検査としてイムノクロマト法もあります。

C型肝炎 検査項目

C型肝炎ウイルスへの感染を調べるための検査項目には、以下のものがあります。

  • ・HCV抗体
  • ・HCV RNA
  • ・HCVコア抗原
C型肝炎ウイルスの模式図

HCV抗体

・ HCV抗体は、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染すると、体内で作られる抗体です。
・ 1段階目のスクリーニング検査として、HCV抗体検査を行います。
・ HCV抗体は、一度感染すると、治った後も陽性(+)となります。そのため、陽性(+)となった場合は、現在の感染かどうかを調べるため、次の段階の検査を行います。

〈検査法〉
・化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)
・化学発光免疫測定法(CLIA法)
・粒子凝集反応(PA法)
・イムノクロマト法(IC法)など

HCV RNA

・ HCV RNAとは、C型肝炎ウイルスの遺伝子(RNA)です。
・ HCV抗体検査で陽性(+)となった場合に、2段階目の検査として核酸増幅検査で調べる項目です。
・ 核酸増幅検査では、HCV RNAの一部を何万倍にも増幅し、ごくわずかなHCVも検出します。
・ HCVの存在そのものを調べる検査のため、現在感染しているかどうかを判定できます。

<検査法>
・核酸増幅法

HCVコア抗原

・ HCVコア抗原とは、HCV RNAを包んでいるタンパク質です。
・ HCVの存在そのものを調べる検査であり、さらに、HCVの量も調べることができます。
・ HCV抗体検査で陽性(+)の場合に、2段階目の検査として実施されることがあります。
・ その他、C型肝炎の経過観察や治療効果の測定に利用されます。

〈検査法〉
・酵素免疫法(EIA法)
・化学発光免疫測定法(CLIA法)