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職場のエイズ差別防止を

職場のエイズ差別防止を=国際労働基準を採択−ILO総会

 【ジュネーブ時事】国際労働機関(ILO)は17日の年次総会で、職場でのエイズウイルス(HIV)感染者への差別を防ぐことなどを盛り込んだ国際労働基準を採択した。国際的に拘束力を持つ条約ではなく、勧告の形式で採択されたため、盛り込まれた措置の完全な実施を義務付けられることはない。ただ、各国はILOに対応状況を定期的に報告する必要があり、今後の政策運営で重視することが求められる。
 勧告は、職場におけるエイズの感染予防などに加え、エイズ感染者に対する差別解消を明記。求職の際に感染者を差別しないことや、エイズ検査を自主的なものとし、検査結果を非公表とすることなどを求めている。
(2010年6月18日 時事通信)

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