2016年11月の特集

HIV/エイズ治療

HIV/エイズの治療は、
とても進歩しているのを知っていますか?

AIDS IS NOT OVER エイズはまだ終わっていません
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AIDS IS NOT OVER
エイズはまだ終わっていません

HIV/エイズの発見から約30年がたって、報道なども少なくなったこともあり、HIV/エイズに対する関心は以前に比べて薄れてきているようです。

でも実は、今も毎年1,500人ほどの人が新たにHIVに感染しています。HIV/エイズはまだ終わっていません。

私たちみんなに関係のある病気として、改めて、HIV/エイズについて知る機会を持っていただければと思います。そこで今月の特集では、現代のエイズ治療がどれくらい進歩し、どんな課題があるか、ご紹介します。

1日1回1錠の薬で治療します
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1日1回1錠の薬で治療します

HIV/エイズは、お薬を飲むことで治療します。治療法が開発されたばかりの頃は、手のひらにいっぱいの薬を1日に何回も飲む必要があり、重い副作用もあったため、治療はとても辛いものでした。

現代のHIV/エイズ治療は格段に進歩し、1日1回1錠の服薬ですむようになってきています。副作用もほとんどなくなり、普段通りの生活を送ることができます。

それでもやはり、治療の大変さは残っています。薬は毎日同じ時間に飲む必要があり、飲み忘れが続くと、薬が効かなくなることもあります。しかも、HIV(エイズウイルス)は身体から排除することはできませんので、この治療を一生続けなければなりません。そのため、社会としても治療継続のためのサポートをしていくことが大切です。

感染した後も長く生きられる病気です
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感染した後も長く生きられる病気です

以前、HIV/エイズは、感染すると8年ほどしか生きられない「死につながる病気」でした。

しかし現代では、治療を続けることで長く生きられるようになってきています。25才で感染した人の平均余命は、約40年といわれています。今後研究が進むことで、さらに余命は伸びていくと思われます。HIV/エイズは、もはや「一緒に生きていく病気」なのです。

ただ、私たちの社会における課題もあります。HIVに感染した人も、年をとると他の病気になったり、介護が必要になったりしますが、受け入れ側にHIV/エイズの正しい知識が無いために、医療や介護が受けづらいという現状があるのです。

HIVに感染していて、医療や介護が必要になるケースは、今後まだまだ増えていきます。だからこそ、誰もがHIV/エイズについて正しい知識を持つことが必要なのです。

治療が予防にもつながります
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治療が予防にもつながります

治療の進歩のおかげで、HIV/エイズを取り巻く環境は大きく変わっています。

今では、治療を早く始めることで、その後の健康維持にもつながり、さらに、治療で体内のウイルス量を極めて少ない状態に抑えられるので、「治療」が他の人への感染を防ぐ「予防」の一つにもなると考えられています。

誰もが「今のHIV/エイズ」を知ることで、HIVに感染した人もそうでない人も、支え合って生きていける社会の実現につながるのではないでしょうか。

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