尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)

  • どんな病気?
  • どうしてうつるの?
  • どんな症状がでるの?
  • 対処法について
  • 予防法について

どんな病気? ―尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)の概要―

性器にイボができます

性器や肛門周辺にニワトリのトサカ(カリフラワー状)、もしくは乳頭のようなイボができます。

治療を行っても再発することが多い

イボは外科的手術を行って切除しますが、ウイルス自体を完全に取り除くことは難しく、
3ヶ月以内に約25%が再発すると言われています。

パートナーも同時に感染していることが多い

自分に症状が出た場合は、パートナーも感染していることが多くあります。
その時にパートナーには症状がなくても、数ヵ月たってから症状が出る場合があるので、注意が必要です。

どうしてうつるの? ―尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)の感染について―

あらゆる性行為(セックス、アナルセックス、オーラルセックス)で感染します

  • ・尖圭コンジローマは、「良性型」のヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となります。
  • ・性行為による感染が主なものですが、性行為でなくても皮ふや粘膜の傷口から感染することもあります。
  • ・妊婦の方は、妊婦検診を受けることにより、出産時の母子感染を防ぐことができます。
知っていましたか? ・・・ ヒトパピローマウイルス(HPV)は、大きく2種類に分けられます

・「良性型」のヒトパピローマウイルス ・・・ 尖圭コンジローマの原因 (イボなどができる)

・「悪性型」のヒトパピローマウイルス ・・・ 子宮頸がんの原因
(ウイルスの感染のみで、がんになるわけではありません)

HPVは現在100種類以上の型が報告されていて、大まかにはがんの原因になるか否かによって「良性型」か「悪性型」かに分類されます。日本では2009年10月に悪性型HPVのワクチンが承認されました。

[もう少し詳しく知りたい!]過剰な心配は無用、でも気をつけて… 悪性型ヒトパピローマウイルスと子宮頸がんの関係について ご自宅でできる郵送検査キットSTDチェッカー 子宮頸がんの原因 HPV(悪性型)の検査ができます

どんな症状がでるの? ―尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)の症状―

男性の発症箇所

男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
うすピンク色または茶色のニワトリのトサカ状(カリフラワー状)か
乳頭状(おわんを伏せた形)のイボができます。
軽い痛みやかゆみがある場合もありますが、自覚症状はほとんどありません。

症状の出る場所

また、男女の肛門内や肛門周辺、尿道口にできることもあります。
進行するとイボは徐々に大きくなり、数も増えていきます。
治療としては表面のイボを取り除くことしかできず、
再発する可能性が高いSTD(性病)です。

(参考)尖圭コンジローマと似た症状で、病気ではない「フォアダイス」というものもあります。(フォアダイス参照

女性の発症箇所

男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
うすピンク色または茶色のニワトリのトサカ状(カリフラワー状)か
乳頭状(おわんを伏せた形)のイボができます。
軽い痛みやかゆみがある場合もありますが、自覚症状はほとんどありません。

症状の出る場所

また、男女の肛門内や肛門周辺、尿道口にできることもあります。
進行するとイボは徐々に大きくなり、数も増えていきます。
治療としては表面のイボを取り除くことしかできず、
再発する可能性が高いSTD(性病)です。

口腔への感染

オーラルセックスにより感染する可能性があります。
悪性型HPVの感染は、口腔がんの発生の可能性につながるといわれています。

どんな対処法があるの? ―尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)の対処法―

対処の方法について
病院へ行く
病院へ

明らかに症状が出ている場合は病院へ!

明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことを
おすすめします。
イボが増えると治療が大変になってきます。

検査について
  • 患部の視診を行い、病変部分からウイルス感染細胞を綿棒で採取して調べます。
症状がでるまでと検査のタイミング
性行為などにより感染した日

発症まで3週間〜8ヵ月間
症状が出ていない状態でも、
パートナーに感染させる可能性が
あります。

症状が出る

症状が出て、ウイルスを採取できる状態であればいつでも検査可能です

検査できます
病院を受診する場合

明らかに感染している自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
イボが増えると治療が大変になってきます。

受診科
  • 男性
  • 泌尿器科、性病科、皮膚科
  • 女性
  • 婦人科(産婦人科)、皮膚科、性病科
治療費用は?
  • 診察料
  • 3,000〜5,000円
  • 検査代
  • 2,000円
  • 薬代
  • 3,000円〜
上記は、保険適用でない場合のおよその金額です。保険適用の場合は上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々です。
治療について

電気メス、レーザーによる焼却法、液体窒素による凍結療法などにより、イボの切除を行います。
軟膏を塗布する方法もあります。

治療の流れ
感染していると診断された
外科的治療 もしくは軟膏の塗布

多くの場合、外科的治療を行います。
(電気メス、炭酸ガスレーザーによる焼却、液体窒素による凍結療法などでの切除)
軟膏を塗布する方法もあります。

病変部分が治った

治癒後、最低3ヵ月は再発がないことを確認する必要があります。

現在のところ、表面上のイボを取り除くことはできますが、それ以上の治療はできません。
目で見てイボがなくなってもウイルスが潜在していることがあり、
3ヵ月以内に約25%は再発するといわれています。
治療が終わっても、最低3ヵ月は様子を見守りましょう。

どんな予防法があるの? ―尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス)の予防法―

コンドームは?

ウイルスは、はがれた皮膚と共に他の部位や他人に感染します。
また広い範囲に症状が出ている場合もあり、コンドームの使用だけでは完全な予防はできません。症状が出ている時の性行為は避けることが
大切です。

コンドームのページ

パートナーの検査の必要性は?

パートナーも感染していることが多いので専門医を受診し、
症状があれば治療することが必要です。

ワクチンの接種

日本においては、2009年10月に「悪性型」のHPV(子宮頸がんの原因)のワクチンが承認されました。
期間をあけて3回接種する必要があります。詳しくは医師にご相談ください。

陰茎 (いんけい)
男性の外部生殖器の一部。海綿体からなり、表面は皮膚で包まれており、中を尿道が通る。ペニス。
亀頭 (きとう)
男性の陰茎の先端部を指す。先端には尿道口がある。皮膚は薄く、皮膚の下には尿道海綿体がある。
包皮 (ほうひ)
陰茎・陰核の亀頭部を覆う伸び縮みしやすい皮膚。男性の場合、亀頭以外の陰茎の皮膚は、陰茎内部の組織とくっついていないため、容易に前後に移動することができる。
陰嚢 (いんのう)
陰茎の付け根にあり、精巣(睾丸)および精巣上体(副睾丸)を入れている袋状のもの。
肛門 (こうもん)
消化器官の末端に位置し、直腸から体外への開口部。大便を排泄する箇所。
尿道 (にょうどう)
尿を膀胱から体外に排出するための管。女性の尿道は、男性に比べて太く短い。男性の場合、陰茎を通り精管と合流するため、生殖器でもある。
大小陰唇 (だいしょういんしん)
大陰唇と小陰唇をあわせた呼び名。大陰唇は腟前庭を両側より囲む左右対称の皮膚のヒダ、小陰唇は大陰唇の内側にある左右対称のヒダ。
腟前庭 (ちつぜんてい)
陰核から腟口までの小陰唇に囲まれた部分。陰核側から尿道口、腟口があり、腟口の周囲に前庭腺(バルトリン腺)がある。血管と神経を多く含み、刺激・興奮により充血する。
腟 (ちつ)
女性生殖器の一部。外陰部から子宮頸部までの間に連なる筋肉の管。性交の際は陰茎を受け入れ、分娩時は胎児を子宮から母体外へと運んでいく産道となる。
子宮頸部 (しきゅうけいぶ)
子宮の下部にあって腟とつながっている部分。
肛門 (こうもん)
消化器官の末端に位置し、直腸から体外への開口部。大便を排泄する箇所。
尿道 (にょうどう)
尿を膀胱から体外に排出するための管。女性の尿道は、男性に比べて太く短い。男性の場合、陰茎を通り精管と合流するため、生殖器でもある。
口腔がん (こうくうがん)
口の中、つまり唇、舌、頬粘膜、歯ぐき、唾液腺にできるがんの総称。日本国内では、口腔がんの大部分が舌がんで、口底がん・歯肉がんなどもみられる。
子宮頸がん (しきゅうけいがん)
子宮の入口部分にできるがん。悪性型ヒトパピローマウイルス (HPV) の持続感染が原因となる。感染してもすぐに発症するわけではなく、免疫力により排除されたり、自然消滅する場合も多くある。ワクチン接種や、定期的な子宮頸がん検診によって防ぐことができる。

ページトップ