2017年5月の特集

大流行、梅毒

STD診療経験豊富な尾上泰彦先生に、
梅毒についてお聞きしました!

01

6年で7倍に増加

今、梅毒患者数が急増しています。

2010年は621人だった梅毒患者数が、2016年には、4,559人となっており、わずか6年で7倍に増えています。
2017年は、4月16日時点で1,307人となっており、前年同時期の1,024人を上回っています。

これまでは少なかった、20代の女性での感染が増加していることも特徴的です。

今回の特集では、急増する梅毒について、STDの診療経験豊富な尾上泰彦先生にお話を伺いました。

02

梅毒急増、なぜ?

―梅毒は、なぜこんなにも急増しているのでしょうか?

梅毒はここ5年ほどで急激に増加してきたため、その原因を探る研究が現在も進行中で、はっきりとした原因はまだ分かっていません。

ただ、一つの仮説として指摘されているのが、外国人観光客の増加です。

例えば結核やはしかなど、日本ではすでに昔の病気と思われていた感染症が、近年のグローバル化に伴い、再び増加してきています。このような感染症を「再興感染症」といいます。

梅毒も、性行為によって感染する「感染症」の一つです。世界的な人の流れと無関係ではない、というわけです。

03

「キスやオーラルだけ」でも感染

―感染を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

「セックスの時にコンドームを使っていれば大丈夫」と思っている方が多いのではないでしょうか。実際、診察していても、「セックスはしていないのになぜ感染したのでしょう?」と聞かれることがあります。ところが、よくよく問診すると「オーラルセックスやキスはしていた」ということが分かります。

実は梅毒は、「キスやオーラルセックスだけ」でも感染することがあるのです。

性行為をする以上、残念ながらリスクは避けられません。コンドームを使用することは大前提として、このような感染経路もある、ということを知っていただき、心当たりがあるなら検査を受けることが、一つの予防法となります。

04

「感染したかも…」と思ったら

―もし、不安な行為や症状があって、「感染したかも…」と思ったら、どのように対処すればいいですか?

「感染したかも…」と思うことは、とても大切な「きっかけ」です。

というのは、梅毒の症状はとても多彩で、他の皮膚疾患と似たものもあり、診断が難しい病気だからです。

症状が出たらまだ幸運なくらいで、全く症状がでない「無症候梅毒」の方がかなり多くみられます。症状が出ないと、感染に気づくきっかけがありません。人間ドックや健康診断で受けた検査で見つかることもありますが、そうでなければ、ご自身で感染を疑って検査を受けることが大切になってきます。

心当たりがあるなら、まずは検査を受けてみてください。
もし、症状が出ているなら、医療機関の受診をおすすめします。
梅毒の症状は、性器以外にもあらわれることがあります。泌尿器科や婦人科、皮膚科でも診ていただけますが、性感染症専門の医療機関であれば、全身の症状も診ながら診断できるので、より安心です。

2017年5月15日、尾上泰彦先生が名誉院長を務める、「プライベートケアクリニック東京」がオープンします。

性感染症を専門的に診察。梅毒急増の状況を鑑み、梅毒の診断・治療を行う「梅毒内科」を設け、性感染症の適切な診断・治療に貢献します。

プライベートケアクリニック東京

東京都 新宿区 西新宿 7-10-7 加賀谷ビル 3F
JR新宿駅 西口から徒歩5分

診療時間
11:00-13:00 - -
14:30-18:00 - -
18:00-20:00 - -

休診日:火曜日・日曜日・祝日

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