疥癬

  • どんな病気?
  • どうしてうつるの?
  • どんな症状がでるの?
  • 対処法について
  • 予防法について

どんな病気? ―疥癬の概要―

激しいかゆみのブツブツができます

「ヒゼンダニ (疥癬虫)」が感染して症状が出ます。
首から下の全身に現れ、夜中にかゆみが強くなる傾向があります。

性行為以外での感染が多い

もともとは性感染から始まりましたが、現在は高齢者とその介護者に多く見られ、
性的接触による感染は10%前後となっています。

感染率が高い

たたみの部屋で雑魚寝(ざこね)をした29人中、23人が感染したとの報告もあります。

どうしてうつるの? ―疥癬の感染について―

感染者との密接な接触で感染します

  • ・ダニの一種である「ヒゼンダニ (疥癬虫)」が感染して症状が出ます。体長0.2〜0.4mm前後のダニで、
    肉眼では確認できません。
  • ・感染経路としては、性行為による感染は全体の10%程度と言われています。
  • ・寝具や衣類の共用からも感染します。現在は高齢者とその介護者への感染が多くなっています。

どんな症状がでるの? ―疥癬の症状―

発症箇所(男女共通)

 

男性、女性、ともに同じような症状が出ます。

主な感染部位として、指の間、性器、内股、わきの下、へその周囲など首から下の全身に見られます。

主な症状

  • ・激しいかゆみのある米粒の半分くらいの
    赤いブツブツやもう少し大きなしこり
  • ・ミミズ腫れのような盛り上がった発疹

※ 疥癬トンネル
5〜10mmのS字状に曲がったミミズ腫れのような発疹です。
その内部には卵と糞があり、トンネルの先端にメスのヒゼンダニが
潜んでいます。

ヒゼンダニ(疥癬虫)ってどんな虫?

疥癬の感染源となるダニです。
体長は0.2〜0.4mm程度なので、肉眼で見るのは困難です。
メスは交尾後、人の皮膚の角質層にトンネルを掘り進み、10〜25個の卵を産み付けます。
卵は3〜7日で幼虫となり、皮膚の上に出て2〜3日で成虫になります。
幼虫やオスは皮膚表面をうろついたりし、メスのような定まった生活場所はありません。
生存期間は、オスが約4週間、メスが約12週間です。

どんな対処法があるの? ―疥癬の対処法―

対処の方法について
病院へ行く
病院へ

明らかに症状が出ている場合は病院へ!

明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことを
おすすめします。
簡単に他人へ感染するので、速やかに対応しましょう。

検査について
  • 患部の視診を行い、症状部分の皮膚を検査します。成虫や卵を確認します。
症状がでるまでと検査のタイミング
性行為などにより感染した日

発症まで約1ヵ月

症状が出る

症状があれば検査可能です

検査できます
病院を受診する場合

激しいかゆみがあるなど、自覚症状のある時は医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
簡単に他人へ感染するので、速やかに対応しましょう。

受診科
  • 男性
  • 皮膚科
  • 女性
  • 皮膚科
治療費用は?
  • 診察料
  • 3,000〜5,000円
  • 薬代
  • 別途かかります
上記は、保険適用でない場合のおよその金額です。保険適用の場合は上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々です。
治療について

入浴洗浄後、薬剤(軟膏やローション)を全身に塗ります。
また、衣類、寝具への殺虫剤散布、洗濯も行います。 治療と殺虫を同時に行うことが必要です。

治療の流れ
感染していると診断された
約1ヶ月ほど 治療と殺虫を行います

クロタミトン軟膏、イオウ剤軟膏やローションを全身に
塗ります。
衣類や寝具へは殺虫剤を使用します。

症状が無くなった

ヒゼンダニの成虫と卵が全て駆除され、
かゆみの症状がなくなれば治ったことになります。

疥癬は性行為以外でも、感染者との密接な接触、寝具や衣類の共有により
感染することがあるので注意してください。

どんな予防法があるの? ―疥癬の予防法―

コンドームは?

性感染以外での感染が多いため、コンドームによる予防は
役に立ちません。

コンドームのページ

パートナーの検査の必要性は?

感染者と同じ部屋で布団を接して寝ている場合は、症状がなくても予防的に治療することが
望ましいとされています。
感染してからの潜伏期が約1ヵ月あるので、症状が出る前に予防的に治療することで、
ピンポン感染(相互感染)が防げます。

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