ケジラミ症

  • どんな病気?
  • どうしてうつるの?
  • どんな症状がでるの?
  • 対処法について
  • 予防法について

どんな病気? ―ケジラミ症の概要―

かなり激しいかゆみ

陰毛が直接接触することにより、シラミの一種である「ケジラミ」が感染します。とても激しいかゆみが生じます。

性行為以外でも感染します

性行為の際の接触感染がほとんどですが、接触の多い母子間、また毛布やタオルなどを介して、
間接的に感染することもあります。

治すには陰毛を全部そることが確実

ケジラミの寄生する場所の毛を全部そるのが確実ですが、
無理な場合は、シラミの治療薬として認可されたシャンプーやパウダーを使って治します。

どうしてうつるの? ―ケジラミ症の感染について―

陰毛どうしの接触で感染します

  • ・「ケジラミ」は吸血性昆虫で、体長1mm前後のシラミの一種です。主に陰毛に寄生して人間の血を吸います。
  • ・陰毛どうしの接触感染が主なものですが、肛門周囲の毛、わき毛、胸毛、太ももの毛などに
    寄生することもあります。
  • ・性行為以外に、毛布やタオルなどを介して、間接的に感染することもあります。

どんな症状がでるの? ―ケジラミ症の症状―

発症箇所(男女共通)

 

男性、女性、ともに同じような症状が出ます。

ケジラミは主に陰毛に寄生しますが、肛門周囲、わき毛、胸毛などの体毛や、 時には頭髪やひげにも寄生します。

主な症状

  • ・感染部の激しいかゆみ

※ 何も感じない人もいます。
※ かゆみがあるが、湿疹は出ないのが特徴です。
※ 下着に黒色の点状のしみ(ケジラミの血糞)がつくことがあります

家族やパートナーなど、他人へ簡単に感染するので、速やかな処置が必要です。

口周辺への感染

オーラルセックスによるのどへの感染はありませんが、口周辺のひげに感染する場合が考えられます。

ケジラミってどんな虫?

ケジラミは吸血性昆虫です。
ケジラミの体は、少し茶色がかった白色で、形は円形に近く、触覚を持つ小さな頭部と3対の脚があります。
体長は、メス成虫で1.0〜1.2mm、オス成虫で0.8〜1.0mmです。
卵は灰色がかった白色で光沢があり、毛の根元近くに産みつけられ、セメントの様な物質で固定されます。
卵は1週間程度でかえり、成虫になって死ぬまで約1ヵ月のサイクルです。その間に30〜40個の卵を産みます。
ケジラミは他のシラミ類と同じく、激減していましたが、1990年代中頃から感染者数が増加の傾向にあります。
人に寄生するシラミには、他に「アタマジラミ」や「コロモジラミ」があります。

どんな対処法があるの? ―ケジラミ症の対処法―

対処の方法について
病院へ行く
病院へ

明らかに症状が出ている場合は病院へ!

明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことを
おすすめします。
簡単に他人へ感染するので、速やかに対応しましょう。

検査について
  • 患部の視診を行い、ケジラミやその卵の確認を行います。
症状がでるまでと検査のタイミング
性行為などにより感染した日

かゆみを自覚するのは
約1〜2ヵ月後が多い

症状が出る
検査できます

症状が出なくてもケジラミを発見できれば検査可能です

病院を受診する場合

激しいかゆみがあったり、自分でケジラミを見つけたら、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
簡単に他人へ感染するので、速やかに対応しましょう。

受診科
  • 男性
  • 皮膚科、泌尿器科、性病科
  • 女性
  • 皮膚科、婦人科(産婦人科)、性病科
治療費用は?
  • 診察料
  • 3,000〜5,000円
  • 検査代
  • 2,000円
  • 薬代
  • 3,000円〜(薬局で購入)
上記は、保険適用でない場合のおよその金額です。保険適用の場合は上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々です。
治療について

一番確実な方法は、ケジラミの寄生している場所の毛を全てそることです。
ケジラミの寄生場所をフェノトリンパウダーやフェノトリンシャンプーで洗い落とし、
殺虫することを繰り返します。

治療の流れ
感染していると診断された
2週間ほどパウダーや シャンプーなどの薬剤を 使用します

・ フェノトリンパウダー(スミスリンパウダー)
・ フェノトリンシャンプー(スミスリンL)
※市販薬として販売しています。

症状が無くなった

ケジラミと卵が全て駆除され、
かゆみの症状がなくなれば治ったことになります。

パウダーの場合は、ケジラミの寄生場所に適量を散布し、1〜2時間後に洗い落とします。
シャンプーの場合は、3〜5ml を陰毛に塗り、5分後に洗い落とします。
これらの薬剤は卵には効果が弱いので、卵がかえる期間を見込んで、3〜4日ごとに3〜4回繰り返します。
陰毛以外にも寄生していないか注意してください。
人から離れたケジラミはある期間(48時間程度)生存している可能性があるので、
衣類や寝具などを、熱処理やドライクリーニングすることをおすすめします。

どんな予防法があるの? ―ケジラミ症の予防法―

コンドームは?

ケジラミの効果的な予防策はありません。
コンドームでは感染を予防できません。

コンドームのページ

パートナーの検査の必要性は?

感染後1〜2ヵ月後に症状が出るため、1〜2ヵ月前に性交渉のあったパートナーの検査も必要です。
性交渉以外の感染もあるので、家族内での感染がないか調べることも重要です。

他の性感染症との合併症に注意

ケジラミ症と同時に他のSTD(性病)に感染していることも多いため、
梅毒やHIV(エイズウイルス)などの検査を行うことが望まれます。

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