赤痢アメーバ症

  • どんな病気?
  • どうしてうつるの?
  • どんな症状がでるの?
  • 対処法について
  • 予防法について

どんな病気? ―赤痢アメーバ症の概要―

口から感染する原虫です

赤痢アメーバという原虫が人の糞便中に排出され、それに汚染された飲食物などを食べたりすることにより、
口から感染します。赤痢菌が原因の「赤痢」とは別のものです。

世界的には衛生状態がよくない地域の感染者が多い

世界人口のうち5,000万人が感染していると考えられ、毎年の死亡者数は4〜7万人とされています。
海外(衛生状態の悪い熱帯諸国)で感染するケースも増えています。

男性の同性愛者間での感染に注意

性行為では、肛門と口唇が直接接触することによって、口から感染します。
日本の男性同性愛者間では、赤痢アメーバ症と梅毒やHIV感染症/エイズなど、他のSTD(性病)との複合感染も
少なくありません。

どうしてうつるの? ―赤痢アメーバ症の感染について―

性行為ではリミングにより感染します

  • ・リミング(アナル(肛門)をなめること)により口から感染します。
  • ・風俗店などで行われる、アナルへのサービスには注意が必要です。

どんな症状がでるの? ―赤痢アメーバ症の症状―

発症箇所(男女共通)

男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
赤痢アメーバ性の大腸炎や肝膿瘍(かんのうよう)になります。

赤痢アメーバ性大腸炎

主な症状

  • ・下痢
  • ・粘血便(見た目がイチゴゼリーのような便)
  • ・排便するものがないのに便意をもよおし、何回もトイレに通う
  • ・排便時の下腹部痛

赤痢アメーバ性肝膿瘍 (かんのうよう)

肝臓の一部に炎症が起こり、その組織内にうみがたまります。

主な症状

  • ・発熱(多くは38度以上)
  • ・上腹部痛
  • ・寝汗
  • ・肝腫大(肝臓の拡大)

どんな対処法があるの? ―赤痢アメーバ症の対処法―

対処の方法について
病院へ行く
病院へ

明らかに症状が出ている場合は病院へ!

明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことを
おすすめします。

検査について
  • 糞便などから赤痢アメーバ原虫を調べたり、大腸内視鏡や血液検査を行います。
症状がでるまでと検査のタイミング
性行為などにより感染した日

2週間〜数年

症状が出る
検査できません

※症状が出てからが現実的です。

検査できます
病院を受診する場合

自覚症状を感じたら、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。

受診科
  • 男性・女性
  • 内科(消化器科)
治療費用は?
  • 診察料
  • 3,000〜5,000円
  • 検査代
  • 3,500円〜
  • 薬代
  • 別途かかります
上記は、保険適用でない場合のおよその金額です。保険適用の場合は上記金額の3割負担となります。保険適用されるか否かについては、病院の治療方針などによって、様々です。
治療について

治療薬を服用します。

治療の流れ
感染していると診断された
7〜10日間薬を服用

5-ニトロイミダゾール系製剤である
メトロニダゾールを服用

治療終了

治療後2〜3ヵ月以上様子を見ます

治療後2〜3ヵ月以上経過して症状の再発がなく、
また、糞便中に赤痢アメーバが検出されなければ、治ったことになります。

どんな予防法があるの? ―赤痢アメーバ症の予防法―

コンドームは?

便中に排出された原虫が口から感染します。
肛門との直接の接触がないように、コンドームを工夫して使用すれば効果があると思われます。

コンドームのページ

パートナーの検査の必要性は?

リミングやアナルセックスをよく行うカップルは、パートナーも同時に検査を受けることが必要です。

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