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昨年の新規エイズ患者報告は467件−速報値、過去最多と同水準
2011年(10年12月27日-11年12月25日)の新たなエイズ患者報告数は467件で、過去最多だった10年の469件とほぼ同水準だったことが24日、厚生労働省エイズ動向委員会(委員長=岩本愛吉・東大医科学研究所教授)の年間報告(速報値)で明らかになった。「(確定値までに報告数が)増えることがある」(厚労省担当者)ため、過去最多を更新する可能性もある。
新規HIV感染者の報告数は1019件で、前年から56件減った。ピークは08年の1126件で、09年以降は1000件台で推移している。また、11年の1年間に保健所などで行ったHIV抗体検査件数は13万1243件で、前年から313件増えたものの、ピークの08年からは4万5913件減っている。相談件数は16万3006件で、前年から1258件減った。
同日の委員会では、「(HIV感染者数の増加に)『鈍化傾向が見られ始めている』という意見と、『(HIV抗体)検査件数が同じ傾向を示しており、鈍化しているとは言い切れない』という意見の両方が出た」(岩本委員長)という。
新規エイズ患者の感染経路は、同性間の性的接触が54%(250件)、異性間の性的接触が28%(131件)などだった。一方、HIV感染者は、67%(685件)が同性間の性的接触、20%(208件)が異性間の性的接触などだった。母子感染も1件報告された。