尿道炎、なにが原因?
おしっこすると、尿道が痛い…
尿道炎の原因は、実はいろいろあるのをご存じですか?
尿道炎ってなに?
尿道炎とは、何らかの菌が尿道に感染して炎症を起こしている状態のことです。炎症があるので、おしっこをする時に痛みを感じたり、膿が出たりします。
原因の多くは、クラミジア・淋菌です。でも、他にも原因があるって知っていますか?
インフルエンザウイルスも!?
尿道炎の原因はいろいろ!
尿道炎の原因は、クラミジアや淋菌といったSTD(性病・性感染症)の菌だけではありません。
例えば、大腸菌などが原因になることもあります。性器の近くには肛門がありますので、なんとなくイメージできるでしょうか…。また、インフルエンザウイルスが原因になることもあります。インフルエンザはふつう喉に感染しますが、オーラルセックスの一般化によって、このように想定外の菌でも尿道炎になることがあるのです。
中でも最近注目されているのは、マイコプラズマ・ウレアプラズマです。
マイコプラズマ
ウレアプラズマって?
マイコプラズマやウレアプラズマの症状は、クラミジアと似ていて、軽い排尿痛や尿道の不快感が出たりします。
実はこのマイコプラズマ・ウレアプラズマが、治療をしてもなかなか治らなかったり、再発したりする尿道炎の原因では?と注目されているのです。
実際、最近の研究では、症状を感じているのにクラミジア・淋菌が陰性(-)となった人の約12%から、マイコプラズマ・ウレアプラズマが検出された、と報告されています。
検査や治療はできるの?
マイコプラズマ・ウレアプラズマの検査は、STDチェッカーで受けることができます。
尿道炎の治療法は、原因菌によって変わってきますので、原因を特定することは、治療の効果を上げるためにも有効です。
尿道炎が気になっていたり、徹底的に調べたい!という場合は、検査を受けてみてください。