のどにも感染!?
STD(性病・性感染症)は、性器だけにうつるものと思っていませんか?
実はのどにもうつるんです。
STD(性病・性感染症)は、
のどにもうつります
STD(性病・性感染症)は、のど にもうつるって、知っていましたか?
STDの病原菌は、セックスなどによって、性器の「粘膜」などを通して体に侵入します。
ここでちょっと考えてみてください。性器だけでなく、口の中も「粘膜」でできていますね。病原菌たちにとっては、性器も のども同じ粘膜。もし、性器と のどが接触することがあれば、STDが感染するのはごく自然なことなのです。
感染経路はオーラルセックス
のどへの感染経路は、オーラルセックスです。例えば、性器に淋菌が感染している人に対して、フェラチオをした場合、あなたの のどに淋菌が感染する可能性があります。反対に、のどに淋菌が感染している人からフェラチオをされた場合、あなたの性器に感染する可能性があります。
淋菌の他、クラミジアもオーラルセックスで感染することがあります。また、梅毒やヘルペスは、口に症状が出ていれば、キスだけでも感染の可能性があります。
症状が出ない。
だから、感染を広げている
クラミジアや淋菌の場合、のどに感染しても、ほとんど症状が出ないと言われています。また、症状が出たとしても、風邪などでも見られるような、のどの痛みや腫れ、発熱といった症状です。だから、症状からはSTDかどうか分かりません。そのため、本人も気づかないうちに感染し、他の人に感染を広めているかもしれないのです。
特にオーラルサービスを行うことの多い性風俗産業では、のどを通じての感染が多いのではないかとも言われています。
また、性風俗だけでなく、オーラルセックスは近年どんどん一般的になってきています。その一方で、オーラルセックスにも予防が必要ということはまだ知られておらず、また、妊娠の心配がないので、無防備になりがちではないでしょうか。
オーラルセックスの時も、コンドームは忘れずに。症状がなくても、気になる行為があれば、検査を受けることが大切です。