2015年12月の特集

薬で治らなくなる!?

クラミジアや淋菌のお薬が効かなくなるかも!?

治る病気だからといって、油断していませんか?
01

治る病気だからといって、
油断していませんか?

クリスマスにお正月。イベントの多い時期が一段落すると、ふと思い出すのは無防備な性行為。STDに感染したかも…?

「でも、治る病気だし大丈夫でしょ?」
なんて油断してないですか?

クラミジアや淋菌などのSTD(性感染症)は「抗菌薬」というお薬を使って治すことができます(抗生物質とも呼ばれています)。このお薬は、細菌などの病原菌をやっつけてくれます。

実は今、この抗菌薬が効かない「耐性菌」の広がりが世界的に深刻な問題になっているのです。

「自分で判断」はNG
02

「自分で判断」はNG

なぜ、耐性菌が広まるのでしょうか?

STDで耐性菌が問題となっているのは、淋菌です。かつては、淋菌に感染すると飲み薬で治療していましたが、症状がおさまると、治ったと自己判断して服用をやめてしまう人がいます。ところが実は、症状がなくなっても病原菌は生き残っている場合があるのです。生き残った菌は、その薬が効かない耐性菌に変わってしまいます。

今では、飲み薬が効かないタイプの淋菌が増えてしまったため、治療は注射で行なわれることが多くなっています。このままでは、この注射薬にも耐性菌が登場して、淋病が治せない病気になってしまうかも知れません。

じゃ、何に気をつければいいの?
03

じゃ、何に気をつければいいの?

お薬は、先生の指示にしたがって、きっちりと決められた分を決められたときに飲むことが大切です。それから、治ったかどうかも必ず医療機関で調べてください。

2015年11月、WHO(世界保健機関)は、初めて「抗菌薬啓発週間」を設け、以下のように抗菌薬の適切な使用を呼びかけています。

・処方された抗菌薬のみを使う
・具合がよくなっても、処方されたもの全てを服用する
・飲み残さない
・あげない、もらわない
・普段の予防を心がける

抗菌薬をきちんと使用すると言うことと、そもそも感染症にかからないよう予防することも大切なんですね。

STDは治る病気だけど…
04

STDは治る病気だけど…

このままだと、いつか治せない病気になってしまうかもしれません。すでに、淋菌に関しては治りにくいタイプの菌も出てきています。治らない場合は、薬を変えて様子を見ながら治療していく必要があります。

実は、性感染症にきちんと対処するには、コツがあります。ぜひ、この新年を機に、以下の5つのポイントを覚えてください。

【1】不安なら、検査
【2】陽性なら、必ず医療機関へ
【3】先生の指示に従って、しっかり治療
【4】治ったかどうか、ちゃんと確認
【5】今後の予防につなげましょう!

もし今、ご不安があるなら、検査を受けることがその第一歩です。

これまでの特集

ページトップ