2015年9月の特集

変わる、淋病

古くから知られる病気ですが、実は私たちのライフスタイルの変化や、菌自体の変化によって、いたちごっこを続けているのをご存じですか?

紀元前から存在する代表的なSTD
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紀元前から存在する
代表的なSTD

淋病(淋菌感染症)は、淋菌という細菌が原因の病気です。セックスで淋菌が性器などに感染し、炎症を起こします。

詳しくは>淋菌感染症

紀元前の書物にも記されているほど、とても古くからある病気ですが、現在でもクラミジアに次いで感染者が多い代表的なSTDの一つとなっています。

実はこの淋病、私たちのライフスタイルに合わせて変化している、ということをご存じでしょうか。

オーラルセックスによってのどへの感染が多くなっています
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オーラルセックスによって
のどへの感染が多くなっています

近年では、オーラルセックスが一般的になっています。まだあまり知られていませんが、淋菌はオーラルセックスで、のどにも感染します。淋菌にとっては、のどの粘膜も性器と同じように住みやすい環境なのです。

のどに感染しても症状は出にくいといわれています。よって、自分でも気づかないまま感染を広げてしまうことがあるかもしれません。

治療薬に対抗して淋菌も変化しています
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治療薬に対抗して
淋菌も変化しています

一昔前は、淋病にかかるとペニシリンという、細菌をやっつける薬で治療していました。ところが現在では、ペニシリンとは違う薬で治療するようになっています。

これは、ペニシリンが効かないタイプの淋菌が現れて広まったためです。このように、特定の薬が効かない菌のことを「耐性菌」といいます。

耐性菌ができる原因は色々ありますが、例えば「症状が軽くなったから治った」と思って薬を全部飲まなかったり、受診を中断したりすると、体内に残っている淋菌が耐性菌に変わってしまうことがあります。

耐性菌が増えることで、淋病に効く薬が少なくなってきました。今では主に3種類ほどの薬が治療に使われていますが、それらの薬が効かない淋菌が現れたという報告も出ています。

変わらず、予防を心がけることが大切です
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変わらず、
予防を心がけることが大切です

淋病は私たちにあわせて変化していますが、予防法は変わりません。感染はコンドームで防ぐことができます。

予防のために、オーラルセックス時にもコンドームを使用してください。

また、もし淋病と診断されたら、耐性菌が現れないようにしっかりとお薬を飲んだり、受診を続けることが大切です。先生の指示に従って、完全に治しましょう。

オーラルセックスでうつるなんて知らなかった!そんなときは…
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オーラルセックスで
うつるなんて知らなかった!
そんなときは…

「STD予防にコンドームは当たり前」。

そう思っていても、オーラルセックスの時も、きちんと使っていますか?

「あの時、コンドームを使わなかった…」

ご不安な場合は、検査を受けることをおすすめします。

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