川崎市衛生検査所登録
第291号
STD研究所
エニーラボラトリー
おしっこをしている時にふと、尿道に痛みや違和感が・・・
男性はこのような「尿道炎」の症状を感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
例えば、汚れた手で性器を触り、尿道に入った雑菌が炎症をおこして、尿道炎の症状が出ることがあります。
また、コンドームを付けずに腟性交をしたり、フェラチオをされたりすると、自分の尿道が、パートナーの性器やのどに直接触れることになります。その際に、パートナーの性器やのどに何らかの病原菌がいると、自分の尿道にうつることがあります。
そして、尿道炎の原因としては、「淋菌」 や 「クラミジア」 が有名で、それぞれ3割以上から検出されます。しかし、淋菌やクラミジア以外を原因とする、いわゆる「雑菌性」の尿道炎では、さまざまな病原菌が原因となります。
男性尿道炎の代表的な原因と検出割合
この「雑菌性」の尿道炎の中で、特に 「マイコプラズマ」 と 「ウレアプラズマ」 は、なかなか治らない尿道炎や再発する尿道炎の原因であることが多い、と指摘されています。
代表的な男性尿道炎の症状
淋菌 | クラミジア | マイコプラズマ ウレアプラズマ |
|
---|---|---|---|
症状が 出るまで |
3〜7日 | 1〜3週間 | 1〜5週間後 |
発症の 程度 |
急激 | 比較的 ゆるやか |
比較的 ゆるやか |
症状 | 強い 排尿痛 |
排尿時に軽い痛み 尿道のかゆみや不快感 |
排尿時に軽い痛み 尿道のかゆみや不快感 |
尿道から の分泌液 (うみ) |
粘り気が 強い 中等量 |
さらさら 〜ねばねば 少量〜中等量 |
さらさら 〜ねばねば 少量 |
不安な行為があり、明らかに尿道炎の症状がある場合は、早めに医療機関へ行きましょう。
淋菌やクラミジアは、保険診察の範囲で検査ができ、それらに適した治療を受けることができます。淋菌は筋肉注射や静脈注射、クラミジアは抗生剤の服薬を症状に応じて実施します。
淋菌を原因とする尿道炎は、症状が強く出る場合が多いのと比べて、クラミジアは感染しても症状が出ない場合もあります。しかし、感染したまま放っておくと、クラミジアは体内をむしばんでいき、パートナーにうつす可能性があります。
そして、男女ともに不妊の原因になることもあります。
症状を感じない場合でも、不安な行為があった場合は検査を受けることが大切です。
STDチェッカーでも検査が可能です
症状がないから病院へは行きにくい、何となく不安・・・という方は、STDチェッカーでも検査が可能です。
男性の「淋菌」「クラミジア」「マイコプラズマ・ウレアプラズマ」は尿をとって送っていただくだけで、簡単に検査できます。
また、最近ではのどへの淋菌・クラミジアの感染が問題となっています。オーラルセックスをおこなう方は、性器の検査と合せてのどの検査も受けることをおすすめしています。
普段からオーラルセックスも含め、あらゆる性行為でコンドームを利用する習慣を身につけるなど、より安全な性行為を心がけましょう。あなた自身と大切なパートナーのために、ぜひSTDについて正しい知識をもってください。
自覚症状がほとんどなく、感染者数の多いクラミジア。淋菌も検査できます。ご不安な方はまずこの検査がおすすめ。
【尿】 クラミジア、淋菌 |
感染の機会からすぐに検査できる、クラミジアと淋菌の男性用セット。 男性性器とのど、両方への感染を徹底的にお調べします。 【尿】 クラミジア、淋菌 【のど】 クラミジア(のど)、淋菌(のど) |
尿道炎の主な原因であるクラミジアと淋菌に加え、 もう少し詳しくお調べしたい方におすすめのタイプです。 【尿】 クラミジア、淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ |